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東京五輪マラソン代表決定戦MGCまであと1カ月

最後の調整‘夏の陣’も熾烈な争いに

増島みどり スポーツライター

日本マラソン史上初の、ほぼ一本化選考レースの試みは成功するか

 かつて1988年のソウル五輪を前に、日本の男子マラソンは世界を席巻し、瀬古利彦、中山竹通、宗兄弟、谷口浩美らそうそうたるサムライたちが顔を揃えた。87年の福岡国際マラソンには瀬古、中山ら有力全選手が出場を表明し、事実上の選考一本化レース(日本陸連の理事会では一本化の決定はされていなかった)として、ファンも注目するビッグレースとなる。しかし、瀬古が駅伝で足首を痛めて欠場。以後、男子は国内で行われる福岡、「東京」、「びわ湖」と五輪前年の世界陸上、女子も世界陸上を含む「東京」(後に横浜、埼玉に変更)、「大阪」、「名古屋」と4レースが五輪選考レースに指定されたが、3人の代表を4レースで選出するため、マラソン代表選考のたびに成績か記録かの基準を巡って日本陸連が批判を浴びてきた経緯がある。

 こうした長年の宿題を解決するひとつの手段が、初めて実施にこぎつけた今回のMGCだ。MGC出場権をかけた各レースに設定タイム、順位を定め、これを満たせば9月のMGC本大会に出場できる。ほかにも ・・・ログインして読む
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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

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