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外国人指導者が変える日本ラグビー【5】

その言葉から読み取れる「日本人論」

西山良太郎 朝日新聞論説委員

外国人指導者をめぐる紆余曲折

 少し時計を巻き戻してみよう。

 日本で外国人監督を待望する声が強くなったのは2000年代前半だったと記憶している。そこには少なからず曲折があった。

 99年の第4回W杯は、現役を引退したばかりの平尾誠二さんが監督に抜擢された。80~90年代を象徴する日本代表バックスの名手で、神戸製鋼では7年連続日本一を達成した、実績、人気ともに日本のトッププレーヤーだった。だが大会では3連敗、勝利を手にすることはできなかった。

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筆者

西山良太郎

西山良太郎(にしやま・りょうたろう) 朝日新聞論説委員

1984年朝日新聞社入社。西部(福岡)、大阪、東京の各本社でスポーツを担当。大相撲やプロ野球、ラグビーなどのほか、夏冬の五輪を取材してきた。現在はスポーツの社説を中心に執筆。高校では野球部、大学時代はラグビー部員。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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