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なぜファンは進次郎氏を見捨てたのか

逆風が吹き始めたきっかけは入閣よりも結婚か

杉浦由美子 ノンフィクションライター

美しすぎて好感度が伸びないタレント

 小泉進次郎が「肉食系で女子アナとデートしまくり」という情報は以前からどこの週刊誌もつかんでいた。報道するタイミングを待っていた。そして、それが結婚発表だった。広告代理店の社員はいう。

 「結婚相手によっては、二股三股疑惑が出ても、ファン層は『英雄色を好む』的にとらえ、進次郎さんはさほど好感度を落とさなかったと思いますよ。滝川クリステルさんだから反発が起きたんです」

拡大国際オリンピック委員会(IOC)総会で「お・も・て・な・し」と招致演説した滝川クリステルさん=2013年9月7日、ブエノスアイレス

 なぜ、相手が滝川クリステルだと反発されるのか。

 「広告業界では滝川クリステルさんは綺麗すぎるため、同性の共感が得られないと判断されてきました。彼女はフリーになった当初、資生堂のシャンプーCMに出て話題になりましたが、その後は化粧品等の女性ターゲットのCMには起用されなくなっていきました。だって、女性消費者はあんな絶世の美女と同じ化粧品を使おうって思わないですよ。かつては女優の伊藤美咲さんがそのポジションでした。美しすぎて、女性からの好感度が得られにくい。同性からの好感度は親近感で決まります。たとえば、CMに多く起用され続ける30代人気女優たち・・・・・・深田恭子さんにしろ、綾瀬はるかさんにしろ、完璧な美人ではないでしょう。美しさよりキュートさが勝る感じ。深田恭子さんは写真集も売れていますが、それは女性ファンが買っているからなんです。自分を重ね合わせられるから、”私もこういうスタイルになりたいな”と思って見ている。滝川クリステルさんに自分を投影できる女性はまずいないですよね」(広告代理店社員)

 「進さま」ファンだった40代女性は進次郎氏の結婚発表を聞いた時の感想をこう話す。

 「ハリウッドドラマの中で黒人のヒロインが『白人の美人はいつも得をする』と話すシーンがあるんです。それを思い出しました」

 滝川クリステルの日本人離れした美貌は、憧れというより嫉妬の対象になるのかもしれない。

政治家は人間性も問われる

 ファンに反発される嫁といえば、嵐の二宮和也と交際中とされる元アナウンサーの伊藤綾子が

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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポルタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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