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ドーハ世界陸上、競歩初の金2と400㍍リレー銅

全体で入賞は5、来年の東京五輪をどう占うか

増島みどり スポーツライター

日本の伝統的な種目で見えた「兆し」、DNAをどう生かしていくか

 前回ロンドン世界陸上と同じ銅メダルを獲得した男子400㍍リレー(決勝は多田修平、白石黄良々=しらいし・きらら、桐生祥秀、サニブラウン・ハキ―ム)は安定したレース運びを見せたが、トラック種目の決勝進出は9秒台が揃った100㍍でも達成できなかった。フィールドでは、走り高跳び、棒高跳びとも3人のフルエントリーをしながら1人も決勝に進めずに終わった。女子では、5000㍍で決勝に進出した(1万㍍は予選が実施されない)田中希実(豊田織機TC)が15分00秒01と自己新をマークし(日本歴代2位)14位と、20歳の可能性を示したが、女子は総じて苦戦を強いられた。

 しかし、わずかでも「兆し」となるものは伺えた。

 走り幅跳び8位の橋岡は、城山正太郎(ゼンリン、ドーハは7㍍77で11位)とともに日本記録を更新して世界陸上に臨んでいた。指導するのは森長正樹(日大教授)で、2人の前の日本記録保持者。これまでの最高位は森長が1997年アテネ世界陸上で記録した9位で、わずか1つとはいえ「師弟」が22年をつないだ8位入賞には価値がある。

 かつては、

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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