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女子シングル、モンスター級新人の4回転時代到来

GP(グランプリ)シリーズで何が起きるか

田村明子 ノンフィクションライター、翻訳家

 10月18日から、アメリカ・ラスベガスで開催されるスケートアメリカでいよいよ今季のフィギュアスケートシニアGP(グランプリ)シリーズが開幕する。今季は特に、女子が新しい展開になりそうな予感だ。

 今季から4回転を跳ぶロシアのジュニア女子がシニアに上がってくることは、全ての関係者たちがわかっていたことではあった。

 だが女子は男子以上に、わずかな体型の変化でもジャンプに大きな影響がある。彼女たちがいったい、4回転を持ったままシニアに上がれるのかどうか。

 そんな関係者たちの疑念を吹き飛ばすように、今シーズンのチャレンジャーシリーズではいきなり女子の4回転で開幕となった。

 9月のロンバルディア杯では、アンナ・シェルバコワがシニア女子として初の4回転ルッツを成功させて優勝。

ロシアのアンナ・シェルバコワ拡大シニア女子として初めて4回転ルッツを成功させた15歳のアンナ・シェルバコワ(ロシア)

 そして10月5日、さいたまスーパーアリーナで開催されたジャパンオープンで15歳のアレクサンドラ・トゥルソワがフリープログラムで4サルコウ、4ルッツ、そして2度の4トウループと、4回転を4度降りた。

 なんとも、信じがたい時代が現実にやってきたのである。

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筆者

田村明子

田村明子(たむら・あきこ) ノンフィクションライター、翻訳家

盛岡市生まれ。中学卒業後、単身でアメリカ留学。ニューヨークの美大を卒業後、出版社勤務などを経て、ニューヨークを拠点に執筆活動を始める。1993年からフィギュアスケートを取材し、98年の長野冬季五輪では運営委員を務める。著書『挑戦者たち――男子フィギュアスケート平昌五輪を超えて』(新潮社)で、2018年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。ほかに『パーフェクトプログラム――日本フィギュアスケート史上最大の挑戦』、『銀盤の軌跡――フィギュアスケート日本 ソチ五輪への道』(ともに新潮社)などスケート関係のほか、『聞き上手の英会話――英語がニガテでもうまくいく!』(KADOKAWA)、『ニューヨーカーに学ぶ軽く見られない英語』(朝日新書)など英会話の著書、訳書多数。

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