メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

無料

さあ決勝トーナメント 南ア戦はここを見よ【8】

一歩踏み込み、「にわかファン」もラグビー通に

西山良太郎 朝日新聞論説委員

組織で戦う「日本流」

ラグビーW杯拡大パシフィック・ネーションズカップで、トンガ代表を相手にリーチ主将(左)と2人がかりで相手の突進を止めるトンプソン選手=2019年8月3日、花園ラグビー場、西畑志朗撮影

 日本代表には外国出身選手が増えたが、そのスタイルは「日本流」といっていい。

 ニュージーランドや南アフリカといった南半球のラグビー大国とイングランド、ウェールズ、フランスといった欧州の列強は、圧倒的な才能を持つ個の力を前面に押し出し、周囲がその力を支えるという考え方が、チーム作りの根底にある。

 だが、常に体格的に劣勢の日本は、違う考え方に立たざるを得ない。

 科学的で豊富な練習量によって体力アップを果たしたとはいえ、個人で相手を圧倒できる技術やスピードを持つ選手は限られている。必然的に組織力で、強豪国の個の力に対抗することになる。そうしたチーム作りが「日本流」だ。

 相手を突き刺すように、あるいは2人がかりのタックルで相手の攻撃を食い止め、疲れ知らずの集散とグラウンドを幅広く使ったパス攻撃の連続で相手の守備ラインに穴をあけていく――。

 4年前の大会の1次リーグで3勝をあげたスタイルを土台にしながら、さらに磨きあげたのが今回のチーム。そうしたチーム作りが決勝トーナメントへの道を開いた。

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

西山良太郎

西山良太郎(にしやま・りょうたろう) 朝日新聞論説委員

1984年朝日新聞社入社。西部(福岡)、大阪、東京の各本社でスポーツを担当。大相撲やプロ野球、ラグビーなどのほか、夏冬の五輪を取材してきた。現在はスポーツの社説を中心に執筆。高校では野球部、大学時代はラグビー部員。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

西山良太郎の記事

もっと見る