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65年ぶり前半4失点の屈辱は兼任の限界か教訓か

森保ジャパン国内最終戦の見方

増島みどり スポーツライター

大量失点の相手国は南米 アジア以外のサッカーとの距離感

 森保監督は11月、W杯2次予選での全勝ターンと無失点を代表に課し、五輪代表では久保建英、堂安律を呼んで東京五輪金メダルへの本格的な始動と位置付け、ベネズエラ戦は新戦力の発掘を狙った。「2兎」どころか「3兎」を追うような目標設定で、どれも中途半端だった感は否めない。

 例えばベネズエラ戦先発はキルギス戦の出場選手とサブメンバーで固められ、11人中1人も「新顔」がいなかった。最近の監督のコメントは「応援して下さる方々のために勝利を届ける」「皆様のお陰で・・・」と、代表の価値を、「ドーハの悲劇」を経験した自身がよく理解しているとはいえ、同じ内容を繰り返している。監督のこうした「皆様のために」といった守りのコメントは、チームをどこか小さくまとめてしまっている一因に感じられる。

 発足から1年2カ月、ロシアW杯でベルギーとの8強をかけた死闘で稼いだ代表貯金も、底をつく頃だ。

 ホームでの4失点(5失点もある)は、実際にはJリーグが始まった1993年以降、今回も含めホームで7回もある。わずか2年前、

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

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