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本日、『宮本から君へ』助成金不交付を提訴した!

ピエール瀧の出演場面カットを拒んだ私たちへの仕打ちを決して許さない

河村光庸 映画プロデューサー

国が薬物使用の容認するメッセージを発信!?

 6月28日、芸文振、文化庁の担当者4名から助成金不交付決定を口頭で告げられました。「宮本から君へ」は第三者委員会によって「優れた作品」として助成金交付に値すると評され、今でもその決定は尊重しているものの、麻薬取締法違反により有罪判決を受けた瀧氏が出演していることで、「国が薬物使用の容認するようなメッセージを発信することになりかねない」という理由で助成金の不交付決定に至ったということでした。

 4名の担当者には「内定を得ているのに、その理由では不交付とする根拠にはなり得ない。誰がどういう形で判断したのか。場合によっては“表現の自由”に対する重大な侵害になる」といった主旨のことを伝え、また、文化庁関連の助成金交付内定後の不交付決定は助成金制度が始まって以来、本作が初めてのケースであるなら、不交付とした理由を曖昧かつ不明確にせず、その経緯や理由の詳細を広く公にすることを上層部に伝えるよう要請しました。

 しかし未だ、それがなされていません。

 7月10日付で「不交付決定通知書」が正式文書として届きました。通知書には不交付決定理由として、その時まだ助成金交付要綱に明文化されていなかった「公益性の観点から適当ではないため」との一文がありました。

 朝日新聞を始め複数のメディアが、10月18日から19日にかけて、本作に対する助成金を交付しない決定がなされたこと、並びに、9月27日に「公益性の観点から不適当と認められる場合」に助成金交付の内定を取り消すことが出来るという「交付要綱」の改定がなされたことを報じました。

 以下に要点をまとめます。

拡大拡大©2019「宮本から君へ」製作委員会

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筆者

河村光庸

河村光庸(かわむら・みつのぶ) 映画プロデューサー

1949年生まれ。94年に青山出版社、98年にアーティストハウスを設立し数々のヒット書籍を手掛ける一方、映画出資にも参画し始め、映画配給会社アーティストフィルムを設立。08年にスターサンズを設立し、『牛の鈴音』、『息もできない』(08)などを配給。エグゼクティヴ・プロデューサーを務めた『かぞくのくに』(11)では藤本賞特別賞を受賞。ほか企画・製作作品に『あゝ、荒野』(16)、『愛しのアイリーン』(18)など。

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