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バドミントン・桃田の事故の衝撃と教訓

帰国後の再検査でも異常なし 退院し静養へ

増島みどり スポーツライター

トップ選手たちへのリスク管理は? JOCも改めて関係者へ告知、注意喚起

 五輪を前に今回の件をJOC(日本オリンピック委員会)は移動手段だけではなく、その手配、安全確認を含め、早急に注意喚起を促すとする。海外での事故、病気に備える保険は各競技団体、JOC、選手それぞれが加入するルールだ。

 桃田の事故では、車が安価だったなどと指摘される。しかし、アウェーが増えれば、行く国も決して先進国だけではなくなる。むしろそうではない国のほうが圧倒的に多い。日本の感覚で常に準備できると考えるのは極めて困難だろう。まして今回は国際競技会の主催者(マレーシア協会)、事務局が単独で帰国する桃田のために手配したものだ。空港移動では車種、人員の不手際、時間違いなど、現地でヒヤリとした経験を持たない選手、関係者などいないはずだ。桃田らが朝4時にホテルを出発したのも、都心の渋滞を避けるためだった。

 「アウェー」専門のサッカーでも危機管理は難しい。サッカーほど潤沢な資金を持ち、さらに高額な契約を持つ選手たちのアテンドも、

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

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