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猫町倶楽部が読書をリニューアルする――「一人で読む」から「共に読む」へ

武田徹 評論家

世界へ内向する本の文化とネットの文化

猫町倶楽部主催者の山本多津也拡大「猫町倶楽部」を主催する山本多津也さん
 「本は一人で読むのがメインの読み方だが、読書会はもう一つの読み方なのだと思いますよ。読書会で感想を言い合って何が面白いの?と不思議に思われることがありますが、体験してみればわかる。みんなで読んで話し合うと、一人で読むときの読書とは次元の違うことが起きます。他の人が全く違う読み方をしていると、そういう読み方もあるとわかって一人では到達できないところにまでゆける」

 それは読書会というリアルな対面のコミュニケーションの中でしか起きない化学反応なのだと山本は言う。

 そんな話を聞いていろいろと得心がゆくことがあった。

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筆者

武田徹

武田徹(たけだ・とおる) 評論家

評論家。1958年生まれ。国際基督教大大学院比較文化専攻博士課程修了。ジャーナリストとして活動し、東大先端科学技術研究センター特任教授、恵泉女学園大人文学部教授を経て、17年4月から専修大文学部ジャーナリズム学科教授。専門はメディア社会論、共同体論、産業社会論。著書に『偽満州国論』、『流行人類学クロニクル』(サントリー学芸賞)、『「核」論――鉄腕アトムと原発事故のあいだ』『戦争報道』、『NHK問題』など。

 

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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