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東京湾に地層処分場の入り口を作りませんか

核のゴミ(地層処分)、本気で考えなきゃダメじゃね?

半谷輝己 地域メディエータ

イデオロギーとは別の反原発主義者

 私は福島県双葉町に生まれ育ち、原発立地の最初から見て来たひとりである。原発が誘致されようとしたとき、小学生の低学年でありながら大人たちが紛糾していたのをはっきりと記憶している。

 それは議論ではなく罵り合いだった。お金とリスクを天秤で測るのだから、当然だと言えば当然だろう。罵り合いは地域のコミュニティの

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筆者

半谷輝己

半谷輝己(はんがい・てるみ) 地域メディエータ

1962年福島県双葉町生まれ。日本大学大学院生産工学研究科博士前期課程修了。福島第一原発事故後、地域メディエータおよび伊達市健康推進課放射能健康相談窓口相談員として、2012年度より勤務し福島の復興のために尽力。現在は環境アレルギーアドバイザーとしてアレルギー疾患者の会のアドバイザー、防災士として防災講座・避難所相談員育成講座を運営している。一般社団法人生活環境メディエーション協会副代表理事。BENTON.Inc代表取締役 校長。リスクコミュニケーション・ジャパン 代表。著書に『それで寿命は何秒縮む?』(すばる舎)、『ベントン先生のチョコボール』〈筆名・半井紅太郎〉(朝日新聞出版)がある。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです