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よど号50年 革命を夢見た代償を支払い続ける人生

時代の空気に押されるように飛び立った9人のその後

雨宮処凜 作家・活動家

私は「意味のある何か」に飢えていた

 そんなよど号グループは、ハイジャックした1970年以来、ずっと北朝鮮にいるのだという。私の中ではそういうすべては伝説の類のお話で、まさかその人たちに会うなんて、想像したこともなかった。しかも彼らには子どもがいて、その子どもたちは私と同世代だと

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筆者

雨宮処凜

雨宮処凜(あまみや・かりん) 作家・活動家

1975年、北海道生まれ。フリーターなどを経て2000年、半生をつづった『生き地獄天国』(太田出版、ちくま文庫)で作家デビュー。フリーターや派遣社員、若年ホームレスなどを取材した『生きさせろ!~難民化する若者たち』(太田出版、ちくま文庫)で、08年の日本ジャーナリスト会議賞受賞。著書に『ロスジェネのすべて 格差、貧困、「戦争論」』(編著、あけび書房)、『この国の不寛容の果てに』(編著、大月書店)など多数。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです