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「全共闘運動は敗北したのか?」という問いかけに意味はない

映画『三島由紀夫vs.東大全共闘』を見て考えたこと

吉岡友治 著述家

事物の関係を壊して「新しい空間」を作る気迫

 先日、『三島由紀夫vs.東大全共闘』という映画を見る機会があった。1969年駒場900番教室で、小説家三島由紀夫を呼んで、東大の学生たちが討論をする様子を撮影した映像だ。そのときの記録と、その後の

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筆者

吉岡友治

吉岡友治(よしおか・ゆうじ) 著述家

東京大学文学部社会学科卒。シカゴ大学修士課程修了。演劇研究所演出スタッフを経て、代々木ゼミナール・駿台予備学校・大学などの講師をつとめる。現在はインターネット添削講座「vocabow小論術」校長。高校・大学・大学院・企業などで論文指導を行う。『社会人入試の小論文 思考のメソッドとまとめ方』『シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術』など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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