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「コロナ転向派」と五輪「ムラ」

五輪延期決定後に見えてきた2つの潮流

小笠原博毅 神戸大学大学院国際文化学研究科教授

五輪「ムラ」が見えてきた

 いずれにせよ、五輪はパンデミックによって決定的な価値の転換を迫られている。延期、そして1年間の猶予のうちに事態が収束したと判断されなければ、場合によっては中止が待っているだろう。

 トーマス・バッハIOC(国際オリンピック委員会)会長は、中止の場合の保険を

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筆者

小笠原博毅

小笠原博毅(おがさわら・ひろき) 神戸大学大学院国際文化学研究科教授

1968年東京生まれ。専門はカルチュラル・スタディーズ。著書に『真実を語れ、そのまったき複雑性においてースチュアート・ホールの思考』、『セルティック・ファンダムーグラスゴーにおけるサッカー文化と人種』など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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