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文学のために――緊急事態をやり過ごすために

こんなとき平常心を保つ一番良い方法は、私の場合

吉岡友治 著述家

実学か虚学か?

 文学など、非常時には何の役にも立たない、と良く言われる。しかし、このウイルス騒ぎで明らかになったことは、経済や法律などの「実学」が、文学以上に「無能」だったことだ。

 そもそもウイルス禍に対して、経済や法律の「実学」は何か有効な手立てが打てたのだろうか? 何もできていない。ウイルスの蔓延に対して

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筆者

吉岡友治

吉岡友治(よしおか・ゆうじ) 著述家

東京大学文学部社会学科卒。シカゴ大学修士課程修了。演劇研究所演出スタッフを経て、代々木ゼミナール・駿台予備学校・大学などの講師をつとめる。現在はインターネット添削講座「vocabow小論術」校長。高校・大学・大学院・企業などで論文指導を行う。『社会人入試の小論文 思考のメソッドとまとめ方』『シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術』など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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