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【34】リスク対応の損害保険だが地震保険への頼りすぎは注意

福和伸夫 名古屋大学減災連携研究センター教授

地震保険の生みの苦しみ

 大地震は滅多に起こらないため、損害保険の基本の「大数の法則」が成り立たない。また、人口集積や発生時間、地域により被害が変動し、損害が巨額となる可能性もある。世界有数の地震・火山国の日本の地震保険は、海外の再保険会社に引き受けてもらえず、民間損害保険会社には取り扱いにくい商品だった。このため、紆余曲折の

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筆者

福和伸夫

福和伸夫(ふくわ・のぶお) 名古屋大学減災連携研究センター教授

1957年に名古屋に生まれ、81年に名古屋大学大学院を修了した後、10年間、民間建設会社にて耐震研究に従事、その後、名古屋大学に異動し、工学部助教授、同先端技術共同研究センター教授、環境学研究科教授を経て、2012年より現職。建築耐震工学や地震工学に関する教育・研究の傍ら、減災活動を実践している。とくに、南海トラフ地震などの巨大災害の軽減のため、地域の産・官・学・民がホンキになり、その総力を結集することで災害を克服するよう、減災連携研究センターの設立、減災館の建設、あいち・なごや強靭化共創センターの創設などに力を注いでいる。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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