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遠隔授業への壁 日本ではなぜ教育不在が長期化したか 

登校が再開されても、第二波第三波に備えて今すぐに準備すべきだ

牧 陽子 上智大学准教授

動かぬ教育現場

 それでも、4月17日改訂の文科省「臨時休業ガイドライン」では、「子供が感染拡大の役割をほとんど果たしていないと考えられる」という専門家の知見を示し、感染者が出ていない地域や、感染経路がはっきりしており学校との接点が少ない場合、「臨時休業を実施する必要性は低い」とまで明記

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筆者

牧 陽子

牧 陽子(まき・ようこ) 上智大学准教授

東京大学大学院とパリ第一大学にて修士課程修了(政治学)。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。主著に『産める国フランスの子育て事情―出生率はなぜ高いのか』(明石書店、2008年)、『フランスの在宅保育政策―女性の就労と移民ケア労働者』(ミネルヴァ書房、2020年)など。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです