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G・フロイド氏の死は、アメリカをどう変えるのか――NY現地報告

田村明子 ノンフィクションライター、翻訳家

アンタッチャブルだった警察

 「黒人の男で、警官にハラスメントを受けたことがない人間はいないと思いますよ」と、友人のリックは言う。

 彼はブルックリンに住む、ジャマイカ系黒人だ。図書館の司書を務め、子供たちの教育プログラムの企画も担当する彼も、これまで何度も理由もなく警官に止められて職務尋問を受け、時には屈辱的な身体検査もされてきたという。

 黒人男性と結婚している白人女性の友人は、夫の運転する車に乗っていて何度も警官に止められた。警官が最初に発する言葉は、彼女に向かって

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筆者

田村明子

田村明子(たむら・あきこ) ノンフィクションライター、翻訳家

盛岡市生まれ。中学卒業後、単身でアメリカ留学。ニューヨークの美大を卒業後、出版社勤務などを経て、ニューヨークを拠点に執筆活動を始める。1993年からフィギュアスケートを取材し、98年の長野冬季五輪では運営委員を務める。著書『挑戦者たち――男子フィギュアスケート平昌五輪を超えて』(新潮社)で、2018年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。ほかに『パーフェクトプログラム――日本フィギュアスケート史上最大の挑戦』、『銀盤の軌跡――フィギュアスケート日本 ソチ五輪への道』(ともに新潮社)などスケート関係のほか、『聞き上手の英会話――英語がニガテでもうまくいく!』(KADOKAWA)、『ニューヨーカーに学ぶ軽く見られない英語』(朝日新書)など英会話の著書、訳書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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