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21年9月、女子プロサッカー「WEリーグ」誕生 大きな可能性と困難

増島みどり スポーツライター

コロナ禍の今、あえて発表した理由

 一方、コロナ禍で、企業、スポーツ団体が来年、再来年まで続くだろう苦しい経営状況に置かれ、Jリーグをはじめ全てのサッカー、スポーツが活動休止を強いられている。あえて、ベクトルが全く異なるように見える新プロリーグの発表に踏み切った理由を、田嶋幸三・JFA会長はこう説明する。

 「日本中が大変な時に、新しいリーグをスタートしていいのか、といった色々な議論は確かにありました。しかし、今だからこそ、踏み切るべきだとの結論を出しました。投資するもの、我慢するものの選択と集中をする。女子サッカーには投資をしていく」

 会長の言葉通り、JFAは今期の予算枠で、コロナウイルス関連に7億円を確保した。加えて女子サッカーに対して3億円を投入する。背景にはいくつか理由がある。

 実は6月25日に、FIFA(国際サッカー連盟)が、2023年女子W杯開催国を決定する。かつての開催地決定方法とは違い、今回は調査団がすでに各国の視察を終えており、投票もアディスアベバでの理事会で行うはずだったが、急きょ、オンライン会議での決定となった。立候補国は、

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

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