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ポストコロナの観光地づくり《下》出石の発展――住民主導に真価あり

【7】“但馬の小京都”に学ぶ~興隆の鍵は自立・自律の精神

沓掛博光 旅行ジャーナリスト

住民ガイド・空き家活用、全国に先駆けアイデア実行

拡大人々の心のシンボルである出石城跡。半世紀前、東西二つの隅櫓が復元された。建設費は全額を、町民たちの寄付で賄われた(beeboys/shutterstock)
 観光協会はこのほか、お土産の販売、観光ガイド、空き家利用の貸し店舗なども展開し、自立した経営を目指した。

 地元の人が町中を案内する観光ガイドや、空き家の活用は、現在では多くの観光地、観光協会で取り入れられ、目新しいものではなくなっているが、出石町では観光ガイドが昭和52(1977)年、空き家活用が平成8(96)年からと、全国的にも早い時期に開始した。協会員からのアイデアなどを取り入れ、他の地域に先駆けて実行に移してきたのだ。

事業は好調。民間の収益を行政側に提供

拡大観光客の町歩きのための道標。町の要所に立てられている(但馬國出石観光協会提供)
 これらの施策が功を奏し、平成に入ってからは年間3億円近い売り上げを実現。
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筆者

沓掛博光

沓掛博光(くつかけ・ひろみつ) 旅行ジャーナリスト

1946年 東京生まれ。早稲田大学卒。旅行読売出版社で月刊誌「旅行読売」の企画・取材・執筆にたずさわり、国内外を巡る。1981年 には、「魅力のコートダジュール」で、フランス政府観光局よりフランス・ルポルタージュ賞受賞。情報版編集長、取締役編集部長兼月刊「旅行読売」編集長などを歴任し、2006年に退任。07年3月まで旅行読売出版社編集顧問。1996年より2016年2月までTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」旅キャスター。16年4月よりTBSラジオ「コンシェルジュ沓掛博光の旅しま専科」パーソナリィティ―に就任。19年2月より東京FM「ブルーオーシャン」で「しなの旅」旅キャスター。著書に「観光福祉論」(ミネルヴァ書房)など

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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