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これがコロナ対策? 「復興予算流用」の二の舞にせぬために

税金使用には明細書を

赤井 陽介 朝日新聞社員・米調査報道記者編集者協会(IRE)員

[2:東日本大震災の復興予算で起きたこと]

 私が何故ここまでするのかというと、およそ10年前の「東日本大震災の復興予算流用」問題が頭から離れないからです。そして、「今回は同じ事をさせないよ」という世論が必要と考えるからです。

 なぜなら、確保した32兆円もの予算は様々な物に使われています(今後も含む)。その税負担を受け入れた私たちの思いは、「家族や故郷を失った人たちの救いになるなら」という一点にあったのではないでしょうか。

 ところが被災者を直接救うという観点からはおよそ遠い所に税金は消えていきました。

 この手の話をすると「いつまで○○の話をしてるんだよ」というテンプレのようなご批判を毎回頂くのですが、そういう方々にお金を借りれば、違う目的に使っても時間が経てば、許してくれるということでしょうか。

 私なりの答えを書けば、ベストは「不適切に使われた税金が戻ってくるまで」。

 ただ、もう使いまくっちゃって返済が難しいのであれば……「まずダメージを最小化」→「どういう経緯で税金が消えたかを教訓として共有」→「再発防止の体制が整うまで」です。

 「政策の話をしろよ」というのもよく見るテンプレですが、税金(軍資金)の使い方をレビューし考えることは政策の土台だと私は思います。政策の話をしたいからこそ、しっかり税金の話をしなければならないと思っています。軍資金の使い方・土台が駄目なら、その後の作戦もうまくいきません。

 今回は具体例として、復興予算がなぜか東北から2000キロ離れた石垣島に飛んでいたという体験を書こうと思います。

 正直、「海外の国に○○をプレゼント!」とかもっと謎な事業もあったのですが、あまりにも遠すぎるとイメージがつかなくなるかなと思いまして。

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筆者

赤井 陽介

赤井 陽介(あかい ようすけ) 朝日新聞社員・米調査報道記者編集者協会(IRE)員

東京本社社会部や特別報道部で、税金や政治資金の「闇」を取材してきました。政務活動費をめぐる「号泣県議」会見から、実質賄賂のような政治献金、復興予算の流用など、種類や規模は様々でした。ただいずれも、一部が儲かり、その他多数が損をする。右も左もない問題です。フォローが励みになります→https://twitter.com/akai_y

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