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新首相の目指す理念が「〝自助、共助、公助〟、そして〝絆〟」という虚無

公助をもって国民の生活を守るのでなければ、もはや国はその存在意義を失う

赤木智弘 フリーライター

公助とは国の役割そのものである

 ところが、菅総理大臣は公助を否定する。「公助を並べているから否定ではないだろう」と思う人もいるかもしれないが、国は公助をするために存在するのだから、公助以外の選択肢を並べ立てた時点で公助の否定と言っていい。

 一番わかりやすい例が、2016年に安倍総理(当時)の名前で内閣府から出された「日本の未来を担うみなさんへ」と題された文書である。この文書には「あなたが夢をかなえ、活躍することを応援しています。」と書いてあるものの、具体的な政策は一切書かれておらず、

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筆者

赤木智弘

赤木智弘(あかぎ・ともひろ) フリーライター

1975年生まれ。著書に『若者を見殺しにする国』『「当たり前」をひっぱたく 過ちを見過ごさないために』、共著書に『下流中年』など。

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