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「記者クラブ」10の問題〈7〉男性優位〈8〉記者会見で勝負しない〈9〉取材プロセスの非透明化

総括「記者クラブ」~権力とメディアの歪んだ関係(3)

高田昌幸 東京都市大学メディア情報学部教授、ジャーナリスト

問題点8 記者会見で勝負しない体質

 記者会見で聞きたいことを聞く。その当たり前のことを実行しないケースが昔も今もあちこちに存在する。それは結果として何を導くか。「問題点8」のポイントはそこにある。

 記者クラブに所属していると、さまざまな取材機会がある、オフレコ前提の「懇談」や「資料提供」など種別や様式はいろいろだ。公式の記者会見はその一部に過ぎない。

 一つの記者クラブには、いくつもの有力メディアが加わっている。したがって、各メディアの幹部は現場記者に向かって「他社と差を付けろ」「記事や番組では独自色を出せ」といった指示を出し、現場もそれを当然のこととして受け止めていく。

 それが高じると、どうなるか。

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筆者

高田昌幸

高田昌幸(たかだ・まさゆき) 東京都市大学メディア情報学部教授、ジャーナリスト

1960年生まれ。ジャーナリスト。東京都市大学メディア情報学部教授(ジャーナリズム論/調査報道論)。北海道新聞記者時代の2004年、北海道警察裏金問題の取材班代表として新聞協会賞、菊池寛賞、日本ジャーナリスト会議大賞を受賞。著書・編著に『真実 新聞が警察に跪いた日』『権力VS調査報道』『権力に迫る調査報道』『メディアの罠 権力に加担する新聞・テレビの深層』など。2019年4月より報道倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会の委員を務める。

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