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サッカー日本代表始動「GoToスポーツ」に期待

増島みどり スポーツライター

拡大カメルーン戦の前半、競り合う安西(右)=PNP

カメルーンに引き分け 10カ月ぶりの一戦の意味

 サッカー日本代表が10月9日、オランダのユトレヒトで約10カ月ぶりとなる代表戦に臨み、カメルーンに0-0で引き分け初戦を終えた。来年3月に延期された2022年カタールW杯予選に向けての強化試合として、13日には同地でコートジボワール戦に臨む。帰国時の規制があるため国内の選手は呼ばず、史上初めて欧州でプレーする選手のみでの試合となった。

 9日のカメルーン戦前には、カメルーン選手に新型コロナウイルスの感染者が出るなど、コロナ禍での試合の難しさを改めて認識させられる事態になったが、試合は無事に始まった。試合開始直後から、この試合にかける強い気持ちを示すように、欧州でプレーする選手たちは相手に強いプレッシャーをかけてボールを奪おうとチャレンジ。

 後半、森保一監督は10カ月ぶりの代表戦、しかも連携をはかるトレーニングはわずか2日だったにもかかわらず、昨年6月以来の陣形となる「3バック」にシフトを変えた。4バックで1試合を通す安全策でも不思議はないが、監督自身も、思い切った決断でブランクを払拭し、コロナ禍での貴重な一戦にチャレンジしたようだ。試合後、攻撃での課題、守りから攻撃への切り替えで多発したミスを反省点としたうえで「選手が前向きにトライしてくれた」と手ごたえを示した。

 安定した守備で無失点は果たした吉田麻也主将は冷静に試合を分析しながらも、「久しぶりの日本代表の試合は本当に楽しかった。90分があっという間だった」と、率直な思いに声を弾ませた。

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

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