メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

サッカー日本代表始動「GoToスポーツ」に期待

増島みどり スポーツライター

サッカー国際試合も「バブル」方式でコロナ感染予防対策徹底

 吉田麻也は試合前、日本とつないだオンラインによる5日の記者会見で「誰もが、僕も含めて待ちに待った代表戦。選手もスタッフも、やっぱりファンの皆さんが待ち望んだ試合だと思う。同時に、日本のスポーツの中で、団体競技としてサッカー日本代表が初めて(海外遠征で)活動するので色々な意味で注目される期間になる。僕らが良い形で成功を収めて、少しずつスポーツが本来の姿を取り戻せるようにしていけたらと思っています」と、コロナ禍での海外遠征に責任感を口にしていた。

 コロナの時代を象徴するように、代表の活動もかつてないルールで行われる。

 帰国時に自主的な隔離を必要とするため、Jリーグの選手の招集は見送られ、日本からは森保一監督らスタッフ7人のみが出国した。

 また今回、サッカーの国際試合のモデルケースとして「バブル」が取り入れられている。「バブル」とは、米4大スポーツでNBA(プロバスケットボール)が早くに導入した感染防止と試合運営を両立させるための方策で、感染していない関係者の行動を、限定したエリア内だけで完結させる「試合のための隔離」だ。息抜きに外出してレストランを利用するのも、買い物やファンとの接触も禁じられる。

 NBAは今夏、バブルの先行事例を示した。22チームすべての選手、関係者をフロリダ州の「ディズニーワールド」に集め、中では毎日PCR検査を実施。特殊なリストバンドを全員が24時間はめたまま、行動記録もデータ化した。コロナ時代のスポーツ界で今後スタンダードとして捉えられ、実際に、21年の東京五輪でも検討されている。

 反町康治・日本サッカー協会技術委員長は

・・・ログインして読む
(残り:約1441文字/本文:約2873文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

増島みどりの記事

もっと見る