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相次ぐ大学スポーツ界の大麻事件 問題と信頼回復のカギは

増島みどり スポーツライター

なぜ大麻、薬物なのか 落とし穴となる横の連絡網

 今年に入って、名門強豪大学での大麻使用発覚が続いている。1月には、日大ラグビー部部員が路上で大麻を所持したとして逮捕。その後の捜査で寮のベッド付近から乾燥大麻が見つかった。

 9月には、近畿大サッカー部で、部員からの連絡で調査が行われ、その結果5人がクラブでの購入を認めた。ツイッターで知人から購入した者を含め、大麻取締法違反容疑で大阪府警の事情聴取を受け、現在も調査が続く。これに伴い関西学生リーグ出場を辞退したばかりだった。

 2年前にも追手門学院大のアメリカンフットボール部部員が大麻所持で警視庁に逮捕され、遡ると09年には日体大陸上部員、07年の関東学院大ラグビー部員と、すべて「大麻」によるもの。東海大の件も現在捜査中だが、部員が、都内のクラブに出入りしている者から買い、それを興味本位に仲間内で使用したと言われる。今後、さらに使用者が増えるとも予想される。

 コロナ禍で練習ができず、また100人以上が暮らす寮での生活管理も以前に比べ緩くならざるを得ない部分も影響している。管理面の強化は、もっとも簡単な対処法だ。しかし、

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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