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2度目のオリンピックイヤー幕開け

五輪延期にもパワーアップし走りを見せたマラソン代表

増島みどり スポーツライター

マラソンプロジェクトリーダー瀬古氏も安堵と評価

 19年秋、IOC(国際オリンピック委員会)は選手の健康を優先する「アスリートファースト」を理由に、マラソンと競歩を酷暑での東京から札幌へと移転した。酷暑のレースを想定して行った様々なトレーニングや準備の結果、MGCで力を発揮した選手たちは困惑し、何とか気持ちを切り替え再度トレーニングに臨むが、昨年3月、今度は五輪が延期されてしまった。中村と服部にとっては、代表決定から五輪本番まで2年近く、長過ぎる調整期間が立ちはだかり、大迫が代表権を獲得した昨年の東京マラソンからも間もなく1年が経つ。代表がなかなか決定しない苦しさもあるが、代表として緊張感を長く維持する難しさもあるだろう。

 東京五輪マラソン強化戦略プロジェクトリーダー、瀬古利彦氏(64)は移転、延期と変更が続き「レースに向かって集中しようと気持ちを切り替え、長いスパンで練習を組もうとすると、また違ったハードルを目の前に置かれるような状態だった。選手たちは本当に大変だが、代表であるからこそ緊張感を維持し、前向きに取り組んでくれていると

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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