メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

菅さん、「困窮学生は退学しろ」「進学するな」って言うんですか?

若者の格差を放置する生活保護制度の見直しを求める

田中駿介 東京大学大学院総合文化研究科 国際社会科学専攻

生活保護家庭の大学等進学率は「半分以下」

 厚生労働省が2017年に実施した「生活保護世帯出身の大学生等の生活実態の調査・研究」の結果をまとめた資料(注1)からは、生活保護を受給しながら大学受験を選択することの「ハードル」の高さが伺える。

厚生労働省「『生活保護世帯出身の大学生等の生活実態の調査・研究』の結果(概要)」から
拡大厚生労働省「『生活保護世帯出身の大学生等の生活実態の調査・研究』の結果(概要)」から

 生活保護世帯の「大学等」、すなわち大学・短大・専修学校・各種学校への進学率は35.3%、おおよそ「3人に1人」にとどまる。これは、全世帯における進学率の半分以下である。

 それだけではない。生活保護を受けている家庭の場合、「受験勉強をしている頃」であっても、35.7%の受験生がアルバイト

・・・ログインして読む
(残り:約1576文字/本文:約2590文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

田中駿介

田中駿介(たなかしゅんすけ) 東京大学大学院総合文化研究科 国際社会科学専攻

1997年、北海道旭川市生まれ。かつて「土人部落」と呼ばれた地で中学時代を過ごし、社会問題に目覚める。高校時代、政治について考える勉強合宿を企画。専攻は政治学。慶大「小泉信三賞」、中央公論論文賞・優秀賞を受賞。twitter: @tanakashunsuk

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

田中駿介の記事

もっと見る