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Fridays for futureに対する弾圧に抗議します(上)

国家と資本は、社会変革の運動を押しつぶすのか

田中駿介 東京大学大学院総合文化研究科 国際社会科学専攻

「植民地」で試され、世界に広がった統治技術

 読者の中には、遠い「発展途上国」で起きた事案であり、リアリティを感じられないと考える方もいるだろう。

 もはやインターネットは、私たちの日常生活において欠かせないツールとなっている。コロナ禍において、大学の授業から会議、市民運動の集会にいたるまで、あらゆる場所でオンラインが活用されるようになってきた。こうした場でやりとりした内容が捜査機関にもたらされ、人々を管理し、弾圧するために利用されることを想像している人は、果たしてどれほどこの日本にいるだろうか。

 しかし、歴史を紐解くと、19世紀以降、インドを含む「植民地」は、統治技術の「実験場」になってきた。

 一例は、「指紋のデータベース化」

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筆者

田中駿介

田中駿介(たなかしゅんすけ) 東京大学大学院総合文化研究科 国際社会科学専攻

1997年、北海道旭川市生まれ。かつて「土人部落」と呼ばれた地で中学時代を過ごし、社会問題に目覚める。高校時代、政治について考える勉強合宿を企画。専攻は政治学。慶大「小泉信三賞」、中央公論論文賞・優秀賞を受賞。twitter: @tanakashunsuk

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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