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Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【4】

匿名掲示板というフランケンシュタインの怪物/下

清義明 ルポライター

ジョークと悪ふざけがエスカレート

 ここまで書けばおわかりのとおり、これは2000年代に日本で2ちゃんが隆盛して、様々なブームを巻き起こしたり、社会的な影響力をもってきた頃と全く同じ展開だ。2009年にFOX NEWSは4chanを「インターネットで最もパワフルな人々が集まる場所」「良心の呵責がない人の秘密の巨大カルチャー発電所」と評している。

 4chanはサイトの投稿はアーカイブに保持されない。ユーザーによって提供される話題が次から次へと流れていくだけだ。ユーザーは発言に責任をとらなくていい。これも人気の秘訣となった。

 サイトの完全な匿名性と投稿が記録されていないシステムは、ユーザーたちの気軽な楽しみに貢献しただろう。その匿名性を利用して4chanから「アノニマス」のような、ネットで集まった匿名のハッカー集団も現れた。自分達の正義を主張してサイバー攻撃を繰り広げる匿名の集団がアノニマスだ。日本ではこの集団をそのまま英語読みで「アノニマス」と呼んでいるが、これは語源にかえって日本語訳すれば「名無しさん」

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筆者

清義明

清義明(せい・よしあき) ルポライター

1967年生まれ。株式会社オン・ザ・コーナー代表取締役CEO。著書『サッカーと愛国』(イースト・プレス)でミズノスポーツライター賞優秀賞、サッカー本大賞優秀作品受賞。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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