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コロナ禍は「観光地変⾰」最⼤のチャンス〜収束後に向け何をすべきか

地域の魅力の磨き上げ、ブランドの再形成、販路開拓……やるべきことは山ほどある

小松﨑友子 観光ブランディングプロデューサー/株式会社iNTO代表取締役

ノンドライバー層の取り込みが重要な理由

 淡路島の観光客は、神戸・大阪などの近隣エリアから来るマイカー・レンタカーによる日帰り客が中心だ。週末にふらりとドライブに来て、日常とは違う空気を感じられる淡路島は、近隣住民にとって身近な観光地なのだ。

 コロナの感染者数が多い兵庫の都市部に比べ、淡路島の感染者数は少ないこともあって、昨秋には「安心安全な観光地」としてマイカーやレンタカーによる観光客数が増加した。

 観光客が増加したのなら良いのでは?と思われるかもしれないが、そうとばかりは言い切れない。「渋滞」の発生、排気ガス増加による自然環境への負荷、「駐車場不足」などの問題が発生している。なにより、「ノンドライバー層の取り込み」という課題解決がされなければ、長期的な視点では決してプラスとは言えない。

 首都圏からの観光客など、身近なエリアではマイカーを使うが、遠方では2次交通を利用した移動をしたいという層のほか、シニア層の免許返納者の増加、若年層の車離れなどの変化、そして先述した車を使わないインバウンド層のことを考えれば、「車が運転できない(したくない)層の取り込み」は必ず解決しなければならない重要な課題なのだ。

 これらの理由から、本来は地域住民の足であるコミュニティバスを観光用に使う取り組みは、淡路島のみならず日本全国で採用すべき戦略だと言える。

拡大淡路島の地域の足となっているコミュニティバス「あわ神あわ姫バス」(筆者撮影)

国内・インバウンドに共通する「コンテンツの磨き上げ」

 次に、「観光コンテンツの磨き上げ」について考えたい。

 まずやるべきは、

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筆者

小松﨑友子

小松﨑友子(こまつざき・ともこ) 観光ブランディングプロデューサー/株式会社iNTO代表取締役

東京都出身。広告代理店を経て独立。日本の「旅」と「食」を国内外に発信するマーケティングプロデューサーとして、日本全国の自治体及び企業のブランディング・マーケティングに関する課題の解決に取り組んでいる。大の映画好きであり映画関係者のコミュニティを運営。株式会社iNTO(イントゥ)代表取締役、早稲田インバウンド・ビジネス戦略研究会メンバー。「ジャパン・ツーリズム・アワード」メディア部門賞受賞「インバウンド・ビジネス戦略」共著にて出版。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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