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非正規のエッセンシャルワーカーにもワクチンを

官房長官が本当は会見で口にすべきだったこと

赤木智弘 フリーライター

医療従事者以外のエッセンシャルワーカーたち

 そもそもワクチンはリスクの高い人から接種するべきである。

 日本では当初は医療従事者から接種が始まり、次に65歳以上の高齢者や基礎疾患がある人たちへの接種が始まった。本来であればその次は医療従事者以外のエッセンシャルワーカーが接種を受けるべきである。

 ところが日本では余ったワクチンをどのような順番で打つかということを決めていない自治体が多くあり、そのうちの一部では市長などの「偉い人」が余ったワクチンを打ち始めてしまったのである。

 これを批判するとネットでは「公正性よりワクチンを早く打つことが重要だ!」の大合唱が巻き起こった。ワクチン接種の公正性とスピードがトレードオフである根拠など見当たらないにもかかわらずだ。

 これは先日発覚した大規模接種センターの予約サイトに不具合があった件でも同じで、なぜか「ワクチン接種のスピードのためには、予約フォームに不具合があっても仕方ないんだ!」などと噴飯物の主張をする人たちがいた。彼らは「ワクチン接種のスピードのためだ」と主張すれば、どんな失態の言い訳もできると思い込んで

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筆者

赤木智弘

赤木智弘(あかぎ・ともひろ) フリーライター

1975年生まれ。著書に『若者を見殺しにする国』『「当たり前」をひっぱたく 過ちを見過ごさないために』、共著書に『下流中年』など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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