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オリンピック選手だけは〝ガイジン〟もOK?

コロナで足止めを食らっている留学生や研究者たち

栗田路子 ライター、ジャーナリスト

未だに締め出しているのは中国と日本くらい

 突然のパンデミックで、どこの国も当初は同じように国境を閉ざした。だが、昨年夏ごろから、欧米諸国を中心に、学問・科学分野の振興を「エッセンシャル(不可欠な)」の定義に含め、駐在員、研究者や留学生などには、ビザを発給し、入国を許し始めた。もちろん、スマホアプリや迅速PCR検査などの厳しい防疫措置を講じながら。

 フィリポさんも、ジュリアさんも、「お金がかかっても、誓約書に署名されても、言われたことは何でも守る。ガイジンだからとダメ。ただしオリンピック選手はいいよとはあまりに不公平だ」と嘆く。厳しい措置をとってきたオーストラリアも次第に入国が可能になり、韓国などはむしろ暖かい支援の手を差し伸べ始めているとジュリアさん。二人によれば、今も拒否しているのは、日本と中国

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筆者

栗田路子

栗田路子(くりた・みちこ) ライター、ジャーナリスト

上智大学卒。米国およびベルギーにてMBA取得。EU(欧州連合)主要機関が集まるベルギー・ブリュッセルをベースに、欧州の政治・社会事情(環境、医療、教育、福祉など)を中心に発信。共同通信47News、ハフィントンポストの他、 環境ビジネスや国際商業などのビジネス・業界誌に執筆。同人メディアSpeakUp Oversea’s主宰。共著に『コロナ対策 各国リーダーの通信簿』(光文社新書)。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです