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松坂大輔は「球界の救世主」だった──野球人気の回復から球数制限まで

氏原英明 スポーツジャーナリスト

 平成の怪物・松坂大輔が今シーズン限りで引退することが発表された。

 時代が令和になっているから、いつその時が来てもおかしくはない。そう思ってはいたが、2019年に現役を退いたイチローの時と同様、空虚感は否めない。同じように思っている野球ファンは少なくないはずだ。

 松坂の野球人生を振り返ってみると、甲子園決勝戦のノーヒット・ノーランに代表されるような高校時代の快投やプロ入り1年目からの怪物のような活躍を見せた一方、30歳を超えたあたりから故障の影響によるパフォーマンスの低下で、全盛時代が短かったことも我々の記憶としては強く残っている。

本拠での練習後、引き揚げる西武の松坂=2020年3月20日、メットライフドーム拡大2020年シーズンから古巣の西武ライオンズに復帰したが、今季限りでの引退を発表した松坂大輔(40)

 今回の企画もあれほどの投手が「短命」に終わった育成の問題点を書いて欲しいという依頼だったが、個人的に思うのは、松坂が残してきた野球界への功績の方が圧倒的に多いということだ。改めて松坂が残してくれたものを振り返っていきたいと思う。

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筆者

氏原英明

氏原英明(うじはら・ひであき) スポーツジャーナリスト

1977年、ブラジル・サンパウロ生まれ。奈良新聞記者を経て、2003年からフリーランスに。著書に『甲子園という病』(新潮新書)。『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋)の企画・構成を担当している。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです