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ペットの療法食でまで稼ごうとする転売屋は、市場を破壊する存在だ

赤木智弘 フリーライター

 大手フリマサイトが犬猫用の療法食の出品禁止を相次いで発表した。

 メルカリラクマは9月2日から、ヤフオク!は9月10日から当面の間出品を禁止している。

 「療法食」とは、病気にあわせて栄養成分が調整された、獣医師などの指導の下で食事管理に使用されるペットフードのことである。

 この療法食が、新型コロナ禍による世界的なペットブームでずいぶん手に入りにくくなっていたようだ。

 療法食は代替品が無い場合も多く、また代替品があってもなかなか食べてくれないペットもいる。飼い主たちにとっては同じ療法食を安定的に手に入れることは、ペットの命を思えば絶対なのである。

Ro_ksyshutterstock拡大猫や犬の療法食が品薄になりフリマでの出品が相次いで禁じられるようになった Ro_ksy/Shutterstock.com

 そこに目を付けたのが転売屋である。

 転売屋はネット通販やホームセンターなどで手に入る療法食を買い占め、必要とする人に高値で売りつけ始めた。いわば、転売屋はペットの命を人質にして金を稼いでいたと言っていいだろう。

 そうしたことから、フリマサイトに獣医などからの働きかけがあり、療法食が安定的に供給される状況になるまで、一時的に出品が禁じられるという流れが生まれたのである。

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筆者

赤木智弘

赤木智弘(あかぎ・ともひろ) フリーライター

1975年生まれ。著書に『若者を見殺しにする国』『「当たり前」をひっぱたく 過ちを見過ごさないために』、共著書に『下流中年』など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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