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SNSのスクショは疑ってかかること~悪意の持ち主は簡単に改竄する

赤木智弘 フリーライター

 10月21日、立憲民主党の石垣のりこ参議院議員が、自身を騙(かた)ったTwitterの虚偽投稿があったとして投稿者の情報開示を求めた訴訟の判決が東京地裁であった。

 裁判官は「何者かによって加工されたものであると認定するのは困難」であると、情報開示請求を棄却した。

 2020年の8月に石垣議員はTwitterで、安倍総理大臣(当時)のことを「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」とツイートし、批判が相次いだことから、「疾病やそのリスクを抱え仕事をする人々に対する配慮が足りなかったと反省しお詫びします」と謝罪していた。

 問題のツイートは、この謝罪ツイートの後に石垣議員が「すぐに削除したツイート」として「安倍なんてどうでもいい人間だし 大袈裟に言おうが安倍が死んでもなんとも思わん」などと投稿したかのような画像(スクリーンショット、以下スクショ)を貼り付けて公開されたものである。

 まず、僕の認識で言うならば、この画像が何者かによって加工されたものであることは、おそらく間違いないと言っていい。

Ralf Liebholdshutterstock拡大Ralf Liebhold/Shutterstock.com

筆者

赤木智弘

赤木智弘(あかぎ・ともひろ) フリーライター

1975年生まれ。著書に『若者を見殺しにする国』『「当たり前」をひっぱたく 過ちを見過ごさないために』、共著書に『下流中年』など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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