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新生なでしこジャパン、W杯フル出場を懸けて女子アジアカップへ

増島みどり スポーツライター

拡大AFC女子アジアカップに向けて始動したなでしこジャパン=2022年1月11日、JFAのインスタグラム公式アカウントから

池田監督体制初の国際大会、3連覇と9度目のW杯出場権に挑む

 まるで厳しいアジア予選を予言するかのように、冷たい雨のなか千葉県内で11日、9大会連続でのW杯出場を目指す「新生なでしこジャパン」のトレーニングがスタートした。昨年10月、監督に就任したばかりの池田太監督(51)はトレーニングに先駆けて7日、大会3連覇と、W杯出場権の両方をかけて挑む「AFC(アジアサッカー連盟)女子アジアカップインド2022」のメンバー発表に臨んだ。

拡大オンライン会見でAFC女子アジアカップのメンバーを発表する池田太監督=2022年1月7日
 アジアでは、前回18年のヨルダン大会(高倉麻子監督)、14年のベトナム大会(佐々木則夫監督)と連覇しており、今回は3連覇を狙う。

 また、「ホーム&アウェー方式」でW杯最終予選を行う男子とは違い、女子は、今アジア選手権が、W杯予選も兼ねている。早くも来年に迫った23年の「ニュージーランド・オーストラリアW杯」のアジア代表の座を手にできるのは、開催国として出場権をすでに得ているオーストラリアを除く5カ国。1月20日から2月6日まで、インドのムンバイ、ナビムンバイ、プネーと、インド西側の3都市で12カ国によって争われる。

選ばれた23人、五輪未出場の新戦力も

拡大ゴールを決めて喜ぶ岩渕真奈=2021年7月21日、東京五輪のカナダ戦
拡大自陣を守る熊谷紗希=2021年7月21日、東京五輪のカナダ戦

 監督は、「ワールドカップ出場権を確実に手にし、日本女子サッカーがアジアの頂点に向けて戦う姿、熱い思い、熱い戦いが伝えられればいいなと感じる。是非、皆さんに期待していただきたい」と、国内外でプレーする23人を選出。東京五輪代表メンバーから、イングランド、アーセナルのFW岩渕真奈、バイエルン・ミュンヘンのDF熊谷紗希、現在、WEリーグ得点ランキングでトップタイ(5点)のFW菅澤優衣香(浦和)ら14人を選んだ。

 また五輪代表には入らなかったMF猶本光(浦和)、MF長野風花、MF宮澤ひなた(ともにマイ仙台)ら東京五輪後に成長著しい新しい選手たちも名を連ねる。

W杯で全大会出場を継続中の重み

拡大シュートを放つ菅澤優衣香=2021年6月10日、ウクライナ戦
 日本の女子サッカーは、1991年、FIFA女子世界選手権の名で始まった第1回大会からW杯に出場。4回大会(2003年)にFIFA女子ワールドカップに改名されて、19年フランス大会に至るまで実に8大会全てに出場を果たして来た。女子W杯は、米国、ドイツ、ノルウェー、日本と4カ国のみ優勝した歴史を見ても、全大会出場の重みは特別だ。

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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