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東日本大震災から11年。改めてお読みいただきたい論考をご紹介します

論座編集部

 東日本大震災から11年。震災と原発事故はいまだ、この社会と人びとに深い傷痕を残しています。私たちは、この経験から何を学び、考え、どんな手を打つべきなのか。「論座」でこれまで公開した論考の中から、改めてお読みいただきたいものをご紹介します。

(論座編集部)

拡大福島第一原子力発電所の3号機で黒っぽい煙が上がった=2011年3月21日、東京電力提供
 ◆原発事故避難者となったかつての原発推進者が描く、再エネとカーボンニュートラルの未来
 コスト高の原発を見切り、太陽光と洋上風力を電源の二本柱にすべきだ
 2022年02月22日公開
 北村俊郎 元日本原子力発電理事

 筆者は「原子力一筋」で生きてきたものの、原発事故のため福島県富岡町の自宅に帰れなくなりました。経験を踏まえて考えるうち、「私も含め関係者が、原子力村という狭い世界からしか物事を見なかったことが事故を予見出来なかった要因のひとつであると思うようになった」といいます。その筆者が論じる、エネルギーと日本の未来像です。

 「原発マネー」は地域に貢献しない――元祖「原子力村」東海村の前村長が説く「脱原発」論
 緊急防護措置の対象区域に約100万人、それで地域防災計画など作れない
 2021年03月15日公開
 石川智也 朝日新聞記者

 茨城県東海村の前村長・村上達也さんのインタビュー。原発事故後、脱原発を公言し、村内の原発廃炉を国に求めた人物です。「首都圏に最も近い東海第二原発もあの日、福島第一原発と同じような事態に陥るのを、なんとか綱渡りで免れ」たこと。原発マネーに変わりうる収入は存在しないものの、それは「地域に本質的に貢献しない」ことなどを語っています。

拡大地震による津波で全滅した岩手県陸前高田市=2011年3月14日、朝日新聞社ヘリから
 いのちで笑え!~震災から10年に思うあの日の事と今の時代を生き抜く術
 忘れられない絶望の日々。復興の道はまだ遠いが、それでも笑いながら生きていく
 2021年03月11日公開
 奥田知志 NPO法人抱樸理事長、東八幡キリスト教会牧師

 筆者は孤立したり困窮したりしている人の支援にとりくむ牧師。震災直後から被災地の支援にあたってきました。いまは「いのちを笑う」時代だという筆者は、こう呼びかけます。「人は生きているかぎり笑える。そう、人は『いのちで笑う』のだ」「私達は、笑っているだろうか?……だから、言いたい。『あなたは、笑える』と」

 元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【1】
 事故のリアリティはよく出ている。ただし描かれていないことも多い
 2020年03月10日公開
 元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【2】
 ほとんどの人が「原発なしでやっていけるなら、原発はいらない」と考えているはずだ
 2020年03月12日公開
 中川右介 編集者、作家

 震災当時の首相、菅直人氏のインタビュー。こんなことを語っています。「『神の御加護』があったから日本は助かった……具体的には、この2号機の圧力低下です。もうひとつが4号機の使用済み核燃料プールに水が残っていたことです。とくに2号機については、あけようと思って何かをして穴があいたわけではなく、本当に人の力をこえた何かのおかげだった」

拡大廃炉作業が進む福島第一原発2号機=2021年2月1日
 福島事故後の科学者コミュニティーの反省と責任
 「放射線の人体に対する影響」の科学的な合意形成と社会への助言が必要だ
 2015年08月05日公開
 長瀧重信 長崎大学名誉教授(放射線の健康影響)

 原発事故後、原子力災害専門家グループで「座長のような役割」を務めた筆者(故人)。「1ミリシーベルトでも危険」という学者も「100ミリシーベルトでも影響は認められない」と主張する学者もいるなか、「日本の科学者は深刻な反省をしたうえで、総力を結集して科学者コミュニティーで合意した科学者の声として社会に対しての助言をしなければ」と唱えています。

 ほかにも、さまざまな論考を公開しています。下記の論考も、ぜひお読みください。

 ◆原発事故から10年、この国の2つの「病巣」を抉る
 (上)「民意」を嫌う間接民主主義
 2021年03月16日公開
 (下)「主権者としての責任」を果たしたか
 2021年03月17日公開
 今井 一

 ◆原発事故は終わっていない:東日本大震災から10年
 5つの教訓を踏まえて、廃止措置や復興対策の改革案を示す
 2021年03月11日公開
 鈴木達治郎

拡大町の中心部へと続く高さ9.7メートルの防潮堤=2020年7月2日、宮城県石巻市雄勝町、ドローンで撮影
 被災者のこころのケアの10年
 「個に向き合う」を実践して見えてきた東日本大震災の影響の特徴
 2021年03月10日公開
 原田眞理

 福島第一原発事故から10年 置き去りにされたままの「責任」
 被害を広げたのはだれ?「廃炉に30~40年」はだれが決めた?
 2021年03月08日公開
 竹内敬二

 【44】東日本大震災から10年、その時に起きたことを思い出す
 2021年02月25日公開
 福和伸夫

 ◆「原発報道」は戦後ジャーナリズムの敗北の原点である
 ジャーナリスト柴田鉄治さんの訃報に接して
 2020年09月17日公開
 石川智也

 ◆海洋放出の是非を考えるのに欠かせない「トリチウム水」への理解
 ALPS処理は有効なのか、発表データは正しいのか、様々な疑念が生じやすい「水」
 2020年07月08日公開
 小山良太

 福島原発事故の本当の怖さ教える「フクシマ・フィフティー」と最悪シナリオ
 「幸運」と「偶然」が止めた東京避難、そして日本3分割という展開
 2020年03月11日公開
 竹内敬二

 ◆東京湾に地層処分場の入り口を作りませんか
 核のゴミ(地層処分)、本気で考えなきゃダメじゃね?

 2020年03月03日公開
 半谷輝己

 ◆原発の町・双葉町に生まれて
 震災から9年 失いかけている記憶をたどる
 2020年03月02日公開
 半谷輝己

 ◆新型コロナウイルス、大地震…。想定外の危機に必要な為政者の心構え
 「危機管理」が揺らぐ安倍政権。不安の悪循環から脱するため、過去から何を学ぶか
 2020年02月29日公開
 曽我豪

 「福島三部作」で原発に揺れた町を描く
 民主主義の欠陥を自覚し、新たな熟議を
 2020年02月27日公開
 
谷賢一

 「エア御用学者」のささやかな目標
 私が「親原発系メディア」に「分からないこと」を発信する理由
 2020年01月25日公開
 越智小枝

 ◆福島原発処理水の海洋放出を決断する時だ
 福島に寄り添い、差別とは断固として戦う
 2019年11月17日公開
 細野豪志

 ◆トリチウム水どうする 社会を一歩進める好機に
 漁業者だけに責任を負わせてはならない
 2019年10月11日公開
 小松理虔

 ◆「語れなさ」を考える
 戦争と震災――体験との距離をめぐって
 2019年07月30日公開
 瀬尾夏美

 ◆福島のもう一つの危機 被災自治体職員の疲弊
 ヒーローにしなくてもよい。ただ、もっともっと理解が必要だ
 2019年07月21日公開
 前田正治

 ◆震災8年、3つの視点への疑問
 被災地・岩手県大槌町に駐在した記者が警告する風化
 2019年03月17日
 東野真和

 ◆葬られる福島第一原発の事故調査報告書
 原因究明と再発防止の提言は、ほとんど無視されたままだ
 2018年08月23日公開
 伊藤隆太郎

 ◆福島事故による放射性ヨウ素被ばくは多くない
 「データが不十分で被ばく量はわからない」という主張は間違いだ
 2017年10月13日公開
 高橋真理子

 ◆[3]「帝国」はいま
 島尾敏雄「出発は遂に訪れず」
 2011年07月01日公開
 外岡秀俊

 ◆[2]「放射能に、色がついていたらなあ
 カフカ「城」
 2011年06月04日公開
 外岡秀俊

 ◆[1]復興には、ほど遠い
 カミュ「ペスト」
 2011年05月27日公開
 外岡秀俊

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