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難民認定の一次審査に平均2年8か月、標準処理期間の5倍超!

長引けば申請者は疲弊する。だれが責任を取るのか

児玉晃一 弁護士

2016年以来、一度も「標準」の6か月に収まらず

 2010年から、難民認定審査の平均処理期間が公表されています。

難民認定審査の処理期間の公表について | 出入国在留管理庁

 最後に平均処理期間が標準処理期間内に収まっていたのは、2015年第4四半期。その後は5年以上一度も6か月以内に収まっていません。2017年第4四半期からは日数で挙げています。標準処理期間6か月と比較しにくくする細工でしょうか。

 このウェブページは2019年第1四半期以後は更新されておらず、年間の認定数のプレスリリース内でしか公表されていません。目につきにくいところに置いているのか、というのはうがち過ぎでしょうか。

拡大難民認定申請一次審査 平均処理期間の推移(出入国在留管理庁の資料から作成)

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筆者

児玉晃一

児玉晃一(こだま・こういち) 弁護士

1966年生まれ。早稲田大学卒業。1994年弁護士登録。2009年からマイルストーン総合法律事務所(渋谷区代々木上原所在)代表弁護士。1995年から入管収容問題、難民問題に取り組む。移民政策学会元共同代表、元事務局長。2014年からは”全件収容主義と闘う弁護士の会 「ハマースミスの誓い」”代表。2021年春の通常国会衆議院法務委員会では改定入管法に反対の立場で参考人として意見を述べた。著書・論文に『難民判例集』(2004年 現代人文社)、『「全件収容主義」は誤りである』(2009年 『移民政策研究』創刊号)、「恣意的拘禁と入管収容」(法学セミナー 2020年2月号 2020 日本評論社)などがある。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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