メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

安倍元首相が銃撃され殺害された日。これは一体何なんだ

[7月2日~7月8日]安倍元首相銃撃事件、自民党本部、官邸、富ヶ谷……

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

ウクライナから沖縄へ、沖縄から世界へ

7月5日(火) 朝一番の便で沖縄へ。沖縄は梅雨が明けて、空港にたくさんの人々が降り立っていた。驚いたことにレンタカーの窓口には「車はありません=Sold Out」の紙が貼りだされていた。タクシーの運転手さん曰く「ようやく人が戻ってきたねえ」。『報道特集』の定例会議に宿舎のロビーからオンライン参加。

筆者提供拡大NHK WORLD─JAPANのサイトより=筆者提供
 宿舎向かいにあるスーパー「サンエー」の食堂に入ったら人、人、人で溢れていた。儀式のごとく沖縄そばを食べてから、午後、沖縄国際大学の授業。フリーランスの土江真樹子ディレクター取材・制作の『NHKワールド』の作品をめぐっての討論。ソ連崩壊からまもなくして、ウクライナを離れ、さまざまな変転を経て、沖縄へと移住してきたカタリン・ホンマさんを描いた短編。

 カタリンさんは糸満在住。ニンジンパンをつくっている。この場所、沖縄を第二の故郷と語る。急遽、土江さんにZoomで授業にリアルタイムで参加いただく。映像で描かれていない背景を知ることで、この作品の価値がさらに理解できた。土江さんに感謝!

 この沖国大の授業には、ウクライナ東部から沖縄に避難してきたディアーナ・メドヴィードワさんに来てもらったことがあるが、彼女の近況でいい知らせがあった。沖縄から発信することを考えていると。何とオンラインで世界に散らばっているウクライナ避難民の子どもたちのための「授業」を行う計画をたてているというのだ。もともと小学校の教師だったのだから、十分に可能だろう。

 夜、沖国大の学生有志たちと交流会。沖縄の若い世代の考えを聞くのは楽しいし、半世紀も年齢が隔たっているからこその驚きもある。相手にとっても同様だろう。

 次の日曜日の参議院選挙・沖縄地方区のゆくえが気にかかるが、伊波洋一陣営の古色蒼然たる選挙戦のスタイルと、SNSを駆使した古謝玄太陣営のキャッチ―な戦い方の落差に、暗澹たる気分に陥っていることは否定しようがない。問題は、伊波陣営の多くがそのことに気づきもしていないということだ。

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『抗うニュースキャスター』(かもがわ出版)、『漂流キャスター日誌』(七つ森書館)、『筑紫哲也『NEWS23』とその時代』(講談社)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

金平茂紀の記事

もっと見る