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都市型スポーツの新顔「パルクール」の未来図

初の世界選手権、東京で開催 2028年ロス五輪での正式競技採用に期待

増島みどり スポーツライター

 堀米雄斗、四十住さくら、西矢椛の金メダル三つを含む五つのメダルを獲得し、旋風を起こした東京オリンピックのスケートボード会場・有明アーバンスポーツパーク(東京都江東区)で、将来の五輪競技を目指す新たなアーバンスポーツのひとつ「パルクール」の世界選手権が初めて行われた(10月14~16日)。

速さを競うパルクールのスピード種目 2022年10月15日 東京・有明拡大東京・有明で開かれたパルクール初の世界選手権。写真は速さを競うスピード種目=2022年10月15日 

1万3000人を超える観客を動員

 初日は激しい雨に見舞われ、スケジュールの変更を余儀なくされたものの、東京五輪では無観客だったパーク内には、世界レベルの選手、競技を一目観ようと、主催者側の予想を大きく上回る1万3000人を超える観客が詰めかけた。東京五輪ではスケートボード、スポーツクライミング、BMX(バイシクルモトクロス)といった、初めて五輪に採用された都市型スポーツが人々に好印象を与えた。都市型スポーツに根付いた新たなスポーツファンの存在を、初の世界選手権が示したといえる。

 パルクールはフランスを発祥とし、特別な道具は使用せず、身体能力によってのみ障害物をアクロバチックに乗り越える競技。体操競技、新体操、トランポリンといった五輪種目と並ぶ体操競技のひとつとして2017年、体操競技を管轄するFIG(国際体操連盟)が競技会をスタートさせた。日本体操協会には18年にパルクール委員会が設立されている。

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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