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まだ見ぬ新しい景色を見られるか サッカー日本代表23日W杯初戦へ

ベスト8の目標達成のためにグループリーグで見る景色こそが重要だ

増島みどり スポーツライター

 20日に始まるW杯カタール大会前、最後となるカナダとのトレーニングマッチが17日、隣国UAEのドバイで行われた。

森保ジャパン初の逆転負けを喫したカナダ戦

 DFの冨安健洋はケガのリハビリ、MFの遠藤航は脳しんとうの影響を考慮し、守田英正は左ふくらはぎの違和感を理由に帯同せずドーハで療養。体調不良だった三笘薫は17日に遅れて合流したため、4選手が欠場したなか、日本は前半9分、序盤に流れを掴む先制点を相馬勇紀が柴崎岳とのコンビネーションで奪って先制。しかし9大会ぶりのW杯復帰を果たしたカナダが前半21分に、ゴール前の混戦を押し込んで同点に。後半、ロスタイムには右サイドに入った山根視未がファールでPKを与えてしまい、逆転負けを喫した。

相馬拡大カナダ戦の前半、相馬勇紀が先制ゴールを決めたが=2022年11月17日、UAE・ドバイ

 初の冬開催となったW杯は、選手のコンディション面にも影響を与えている。シーズン中の激しい戦いが中断しても、ほぼ1週間でW杯が始まる。これまで、シーズンを終え、休養を経てW杯に挑んだ流れが大きく変わりコンディションの把握が難しい。

 森保一監督は試合後、「勝てなかったのは非常に残念だが、力のある選手がそろっている。いい活動を積み重ねてこられたと思う」と、1点を奪われてしまったが、3バックを最後の試合で試し、先発2人が離脱する大ピンチに、ベテランの柴崎岳、加えて鎌田大地を初めてボランチに起用するなど総力戦の成果を収穫とした。

 2018年に就任して以来、カナダ戦は通算58試合目。この4年間、先制した試合での負けはなかったが、カナダ戦は先制しながら初の逆転負け。代表としても、4年前のW杯8強をかけたベルギー戦以来となった逆転負けは、どんな意味を持つのか。初戦のドイツ戦までもう時間はない。

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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