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写真・図版 : 図1:大気中の電位と雷の経路。晴天時(左)は電離層から地面に向けて下向きの静電場がかかっているが、雷雲の下(右)では数~数十倍の電場がかかり、その向き(プラスマイナス)も数十秒~数分で変化する。放電は電場が強い向きに起こりやすいので、木のような出っ張りのすぐ上(電場が強まる)に向かって雷が落ちやすくなる。そこに落ちた雷電流は、木の幹以外にも近隣の電気の通しやすい経路にも流れ得る。一旦地面に落ちた電流すら赤線のように人間に流れることがある。

図1:大気中の電位と雷の経路。晴天時(左)は電離層から地面に向けて下向きの静電場がかかっているが、雷雲の下(右)では数~数十倍の電場がかかり、その向き(プラスマイナス)も数十秒~数分で変化する。放電は電場が強い向きに起こりやすいので、木のような出っ張りのすぐ上(電場が強まる)に向かって雷が落ちやすくなる。そこに落ちた雷電流は、木の幹以外にも近隣の電気の通しやすい経路にも流れ得る。一旦地面に落ちた電流すら赤線のように人間に流れることがある。

  • 写真・図版 : 図1:大気中の電位と雷の経路。晴天時(左)は電離層から地面に向けて下向きの静電場がかかっているが、雷雲の下(右)では数~数十倍の電場がかかり、その向き(プラスマイナス)も数十秒~数分で変化する。放電は電場が強い向きに起こりやすいので、木のような出っ張りのすぐ上(電場が強まる)に向かって雷が落ちやすくなる。そこに落ちた雷電流は、木の幹以外にも近隣の電気の通しやすい経路にも流れ得る。一旦地面に落ちた電流すら赤線のように人間に流れることがある。
  • 写真・図版 : 7月26日の火事で燃えた小学校と保育所。焼ける前は右側に倍の大きさがあった。
  • 写真・図版 : 図2:福島原発事故前後(2011年3月)に気象庁柿岡地磁気観測所で測定された大気電場鉛直成分(著者の論文の図に手を加えた)。事故の前は電離層と地面の間の電位差を反映して50V/m〜100V/mの電場がかかっているが、放射性物質から出る放射線で大気中の分子がイオン化すると、その分電気抵抗が低くなり、地面付近の電位差が小さくなる。このデータと気象データを組み合わせると放射性物質の地上付近での動きがある程度推定できる。