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「雨宿りの支持」をつなぎとめるには――みんなの党が生き残るためのしたたか3原則

菅沼栄一郎

菅沼栄一郎 朝日新聞記者(地域報道部)

 参院選でみんなの党に10議席をもたらした票は「雨宿りの支持」といえる。

「政権交代した民主党は期待はずれだったが、かといって自民党に戻る気もしない」。そんな思いの有権者が都市部を中心に一時的にみんなの党へ「雨宿り」した。積極的な支持ではないから、すぐに離れてしまうだろう。比例区に集まった790万票の「移り気」を忘れたら、次はないと思った方がいい。これをつなぎとめるにはどうすればいいか。

 第一に、「創造的に破壊せよ」。弱り目の菅政権をつぶすのは、そう難しいことではない。野党が結束して参院で法案をすべてストップすれば政権は行き詰まる。しかし、財政再建が待ったなしのこの時期に、「権力闘争三昧」を続ければ、世論から見放されるのは間違いない。小沢一郎氏が沈黙を続ける理由もここにある。渡辺喜美代表も民主党が割れたあげくの政界再編成をめざすのだろうが、それまで法案が一本も通らずに国政が停滞すれば、野党も丸ごと世論の非難を浴びかねない。結果として菅政権が崩壊をすることになっても国民生活に必要な法案を、みんなの党の提案で先導し、成立させれば「実行力」に合格点がつくことになる。

 第二に、「民主党の弱点を突け」。 ・・・ログインして読む
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筆者

菅沼栄一郎

菅沼栄一郎(すがぬま・えいいちろう) 朝日新聞記者(地域報道部)

朝日新聞記者 1955年11月27日生まれ。80年、新聞記者に。福島支局、北海道報道部、東北取材センターなど地域を歩く。この間、政治部で自民党などを担当。著書に『村が消えた――平成大合併とは何だったのか』(祥伝社新書)、『地域主権の近未来図』(朝日新書、増田寛也・前岩手県知事と共著)。

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