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霞が関の現役官僚が危ぶむ「"平成の開国"と税・社会保障改革のゆくえ」

古賀茂明(前国家公務員制度改革推進本部事務局審議官)/聞き手:一色清

古賀 なぜ「面従腹背」が生じるのか。ときの政権に対する国民の信頼がないと、どうしても官僚側も政治家を軽視してしまう面があります。政治家だ、総理だ、大臣だ、といって威張っているけれど、国民は誰もこの政権を支持していない、どうせすぐにいなくなるさ、となれば、積極的に関与しても仕方がないと考えるのは人間の行動としては、ある意味合理的とも言えるのです。

政治や官僚が支持率をあまり気にし過ぎるのも問題ですが、究極的には、この政権のバックには国民の支持がある、簡単にぐらつかないし、闘っても無駄だ、という根拠がないと、あるいは明日にも政権が代わるかもしれないという状態だと足元を見られてしまいます。あからさまに悪いことはしないまでも、しばらく様子を見ようということになる。

――古賀さんは、「開国」やTPP参加には賛成の立場だとして、6月までに参加するかどうかの結論を出すという点の見通しはいかがでしょうか。霞が関や与党内に限ってもかなり抵抗が強いように見えるので、私はやや悲観的な見方をしていますが。

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