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自衛隊のNBCスーツ(防護服)装備は十分なのか?

清谷信一

清谷信一 軍事ジャーナリスト

拡大防護服を着て、福島第一原発での放水準備をする自衛隊員=3月18日、陸上自衛隊中央特殊武器防護隊撮影
 今更いうまでも無いが、我が国は唯一核兵器による攻撃を受けた国家である。そして我が国が想定している安全保障上の大きな潜在的脅威は、北朝鮮の核弾頭やダーティボムを搭載した弾道ミサイルによる攻撃、原発に対するテロや特殊部隊による攻撃だ。

 また、オウム真理教の事件では世界で最初にサリンによる化学兵器や生物のテロの洗礼も受けている。更には地震が多いにもかかわらず多くの原子力発電所を保有している。このため今回のような原発事故に対しても真剣に対処しなければならない。

 だが政府や防衛省のNBC(核・生物・化学)兵器に対する対処に真剣さが感じられない。なお、最近ではNBCではなくこれにR(放射能)を加えて、NBCRと呼称される場合が多くなっている。

 自衛隊や日本政府、電力会社のNBCスーツ(防護服)の備蓄量は非常に少ない。

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筆者

清谷信一

清谷信一(きよたに・しんいち) 軍事ジャーナリスト

軍事ジャーナリスト、作家。1962年生まれ。東海大学工学部卒業。03~08年まで英国の軍事誌Jane's Defence Weekly日本特派員。香港を拠点とするカナダの民間軍事研究機関、Kanwa Informtion Center上級顧問。日本ペンクラブ会員。著書に『専守防衛─日本を支配する幻想』『防衛破綻―「ガラパゴス化」する自衛隊装備』『自衛隊、そして日本の非常識』『ル・オタク フランスおたく物語』、共著に『軍事を知らずして平和を語るな』『アメリカの落日―「戦争と正義」の正体』『すぐわかる国防学』など。最新刊に『国防の死角――わが国は「有事」を想定しているか』。

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