鈴木崇弘
2011年06月03日
同書を読むと、政治、特に民主主義政治を運営、存続させていくには、いかに多くの政治・政策インフラが必要であり、それを支えるさまざまな資金、人材、情報等がいかに必要であり、それらが多種多様なチャネルや手法・方策で流入していかないといけないということがわかる。
日本では、インフラというとダムとか道路、ビルのような物理的な建造物のような「ハード」を指すことが多いが、同書で論じられる政治・政策インフラは、ハードというよりは、社会のビジョン(たとえば、自由主義とか民主主義のようなもの)やビジョン実現のための仕組みを回していくためのソフトのインフラである。
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