小沢秀行
2011年06月08日
沖縄県宜野湾市にあるアメリカ海兵隊の普天間飛行場を、日米両政府は名護市辺野古に移設する計画を進めています。しかし、当初は条件つきで容認していた名護市長も沖縄県知事も、その後、受け入れ反対に転じました。
客観的に見て、「辺野古移設」はほとんど不可能になったのに、今も日米両政府は日米合意の実現という「建前」を崩していません。そんななか、アメリカ議会の重鎮が、現行計画は「非現実的で実行不可能」と正面から認め、他の案を検討するようぶちあげたのです。まさに「裸の王様」の少年のようではありませんか。
では、なぜ、米上院のカール・レビン軍事委員長(民主党)、ジョン・マケイン軍事委員会筆頭委員(共和党)、ジム・ウェッブ外交委員会東アジア太平洋小委員長(民主党)の3氏は、政府の見解に反するような提言をまとめたのでしょうか。
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