菅沼栄一郎
2011年08月01日
自然エネルギーの拡大に向かう社会の流れに「乗り遅れまい」とする意識が、首長らにあったことは間違いない。とくに地方の知事は、数十年前に造成したまま売れなかった塩漬けの工業団地や耕作放棄地など「負の遺産を利益に転換」(平井伸治・鳥取県知事)したいとの経済的思惑があり、都市部の首長には、自然エネルギーの導入に伴って研究開発が進むスマートグリッド(次世代送電網)を活用した新たな機構作りへのバネにしたいという狙いがうかがえる。
7月13日の昼過ぎ。秋田市のホテルで開かれた自然エネルギー協議会の初めての総会は「非公開」だった。
橋下徹・大阪府知事が会議の後で明らかにしたところによると、
有料会員の方はログインページに進み、デジタル版のIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞社の言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください