鈴木崇弘
2011年08月24日
この菅政権(菅総理)に関して國分功一郎氏への興味深いインタビュー記事が、朝日新聞8月12日付のオピニオン面に掲載されていた。そのタイトルは、「菅さん常識外れ でも根底には思想 <制度を重視。市民が行政に参加する仕組みにつながる>」。
そのこととの関連で、17世紀以降の政治哲学が原因になって、選挙を含めた立法権ばかり論じる立法権中心主義になっていると主張する。さらにその結果、私たちが生活している中で最も身近な行政権の執行(何ら拘束力のないパブリックコメントなどを除く)に対し、私たちが参加する機会がないと発言している。
だが、本当だろうか。筆者として、その主張には納得がいかない。
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